うつ克服カウンセラーの椎名優介です。
私は昔、うつになったことがあります。
当時、お世話になった心療内科で、
「考え方を変えましょう」
「考え方を変えないと、
また繰り返しますよ」
といったことを言われたことがあります。
当時は
「確かにそうだよな・・・」
と、何となく納得して帰りますが
帰宅して考えてみると、
「自分が考え方を変えても、
周りも変わらないとダメなのでは・・・」
という考えも浮かんできました。
あなたはどうでしょう。
「考え方を変えなさい」
と言われて、
本当に考え方を変えれば解決するのか・・・？
考え方を変えないと解決しないのか・・・？
とモヤモヤしていませんか？
私もそうでしたが、
「考え方を変えればすべて解決する」
「そんな考え方をするから病むんだ」
と思っていないでしょうか？
確かに、「考え方」は大きく影響します。
同じ上司、
同じプロジェクト、
同じお客様、
と
同じ場所で
同じように関わっていても、
ダメージを受ける人と
ダメージを受けない人がいます。
この差は「考え方」だけなのでしょうか？
「考え方」を変えれば、
全て解決するのでしょうか？
答えは「NO」です。
心理療法を学んで分かりました。
そうではなかったのです・・・
違ったのです・・・
チェックすべきは考え方だけでは
なかったのです。
考え方以外にもチェックすべき
ポイントがあったのです。
悩みが生まれる工程を細かく見ていくと、
大きく５つあります。
まず、
五感で外の世界の出来事を感知します。
（第1工程）
見るもの、
聞くもの、
感じるもの。
これらが入力情報となります。
この五感で感知した情報は、
ただの出来事で特に意味はありません。
この出来事に意味を与えるため、
五感の情報を記憶と
照らし合わせます（第2工程）。
次に、過去の記憶をもとに、
今、目の前で起きている出来事の意味を
解釈します。
これが思考です（第3工程）。
その後、体の感覚として感情が発生し（第4工程）、
何らかの行動を起こします（第5工程）。
行動を起こすことで、何か「結果」が得られます。
結果が得られると、五感で感じる情報が
変わります・・・
悩みが生まれる工程、
言い換えれば、
現実をつくり出している工程は
「思考」
だけではないのです。
そのため、
チェックすべき工程は
「考え方」
だけではありません。
悩みや問題を解決し、
現実を変えるには
それぞれの工程に対して、
変化を加えて結果を観察します。
環境を変えてみる、
記憶を書き換えてみる、
考え方を変えてみる、
感情に寄り添ってみる、
やり方を変えてみる。
そして、
上手く行ったら、続ける。
上手く行かなかったら、
違う方法、工程を試してみる。
これを繰り返していくことで、
現実は変わっていきます。
「考え方を変えれば、すべての問題が
解決する」ことはありません。
また、
考え方を変えるのは難しい・・・
と感じている場合。
悩みを解決するためには
「考え方を変える」
以外にも、たくさんの方法があることを
覚えておいてください。
いろいろな手だてがあります。
考え方を変える以外に、
もっと簡単に試せる方法が
いろいろあります。
その事を覚えておいてくださいね。
今の辛い状態から抜け出し、
自分らしい人生を歩みたいと
考えている方は、
お試しカウンセリングを
お申込みください。
今の状況をしっかりお聴きして
どういうことに取り組んでいけばいいか、
ご説明させていただきます。
気持ちが楽になり、
この先のヒントが得られるかも
しれません。
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