当ルームには、
「うつ」
でご相談に来られる方が多くいらっしゃいます。
そして、心療内科・精神科に通院していて、抗うつ薬を飲まれていますが、次のような不安を口にされる方が多いです。。。
「薬を飲んでいるのですが、本当に働けるようになるのか不安です…」
「自信が持てません…」
「このまま復職しても、何か再発しそうな気がします…」
私自身が「うつ」で苦しんでいた時、同じことを感じていました。。。
苦しく、
不安で、
未来が見えない…。
でも、
どうすればいいのか分からない。。。
真面目に通院し、
真面目に薬を飲む。
日常生活は何とか送れるようになってきても、
職場という戦場で、再び闘える気が全くしない…
（職場って戦場でもないし、闘う必要なんて全然ないのに、当時はこう思っていたんですよね…）
かといって、傷病手当金は期間限定だし、早期退職できる程の貯えもない。。
八方ふさがりでした。。
閉塞感に押しつぶされそうでした。。
では、こういった状態から抜け出すためには、どうすればいいのでしょうか？
それは、
生き方を再点検する
です。
苦しさの渦中にいると、なかなかピンとこないかもしれませんが、、、、
「うつ」は生き方を再点検して欲しい、、、という「自分」からのメッセージ
だったりします。。
「うつ」は、どこかに無理がかかっていて、それが限界を迎えたときになるんですよね。。
また、クリニックに行くと薬を処方されると思います。
この薬。
とても大切だと私は思っています。
特に、日常生活が難しい状態。。
例えば、
食事、
家事、
睡眠、
近所の買い物、
散歩、、
などが思うように出来ない状態のときは、とても役にたちます。
私もうつになった時、休養と服薬で少しづつ動けるようになってきたので、薬の大切さを実感しているのですが、、、、
その上であえてお伝えするのですが、、、
薬は脳内の化学物質のバランスを、強制的に整える対症療法なので、
生き方のパターン
には全く作用しないんです。。。
ということは、、、、、
環境が大きく変わらず、
自分も大きく変わらなければ、
同じことが繰り返されるのはごくごく自然なことですよね。。。
投薬と休養で持ち直して、頑張って復職しても、再発しやすいというのは、ここに理由があったんです。。
「うつ」になったときの自分のパターンはなんだろう…？
物事をどういう捉え方をしていたのかな…？
その背景にはどんな思い込みがあったんだろう…？
どんな傷ついた体験（トラウマ）があったんだろう…？
・・・
といったことを振り返って、癒していく取り組みを地道に重ねることで、人は簡単に変わっていけます。
生きづらさが減り、生きるのが少しずつ楽になっていきます。
逆に、こういった取り組みをしなかった場合、、、、
再発する可能性は（私のように）高まりますし、
なるべく無理をしないように、、、と、刺激を避け続ける人生になってしまいます。。。（かつての私のように）
人は何歳からでも変われます。
変わると覚悟を決めれば、
変わり始めます。
そのことだけは知っておいて欲しいな、、、と思います。
そして、
「うつ」は生き方を再点検して欲しい、、、という「自分」からのメッセージ
と捉えて、
せっかく「うつ」になったのだから、
「うつ」さんに失礼のないよう、
自分を再点検してみましょう。
生きづらさを解消するだけでなく、
そこには、人生の目的につながるヒントが沢山隠れていますよ＾＾
心と身体を大切にしながら、
1日1日をお過ごしくださいね。
椎名
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