前回の記事です。
あなたは、ふとした瞬間に、
心より先に、
身体が反応してしまうこと
ってありませんか?
たとえば──
職場で、少し強い口調の人がいると、
「大丈夫、気にしなくていい」
って思うのに、
身体の奥がキュッと固まってしまう。。
笑ってうなずいているのに、
背中がこわばって、
呼吸が浅くなっていくのが
自分でもわかったり。。
そして、
言葉は聞こえているのに、
心のどこかが遠くなって、
その場から早く離れたくなる。。
また、
誰かが怒っていたり、
空気がピリッと張りつめた瞬間。。
気づくと
「私が悪かったのかもしれない」
と口にして、
その場をおさめようとしてしまったり。。
(そんなふうに“場の空気”を守ろうとしてしまうのも、やさしさの証なんです)
本当は悪くないのに、
みんなの機嫌を取るように
動いてしまう自分がいて、
あとでぐったりと疲れて、
「どうしていつもこうなんだろう…」
と小さくため息をついてしまう。
そして、
家に帰って子どもが泣きじゃくるとき。。
頭では「落ち着いて」って
わかっているのに、
胸の奥がザワザワして、
どこか遠くでスイッチが入るように、
怒りがこみあげてくる。。
あとで自己嫌悪になって、
「なんであんな言い方
しちゃったんだろう…」
と自分を責めながら、
気づいたら涙がこぼれたり。。。
──どれも、「心が弱い」からじゃなかったんです。
身体の奥で、あなたの神経が、
“あの時と似た空気”を感じ取って、
身を守ろうとしているだけなんです。
トラウマというのは、
過去の出来事そのものではありません。
それよりも、
その出来事のときに身体が感じた
「怖い」
「危ない」
「どうしていいかわからない、、、」
という反応が、
いまも神経の中に残っている──
それが「トラウマ反応」なんです。
だから、
誰かに怒鳴られた瞬間、
子どもに泣かれた瞬間、
あのときの「危険信号」を思い出して、
神経が自動的に、
🔴うごくモードになったり、
🔵固まるモードになったり、、、
してしまうんですよね。。
頭では
「もう過去のこと」
ってわかっていても、
身体の中の神経は、
まだ「過去」が終わっていない。
まるで、古い火災報知器が、
もう煙がないのに
鳴り続けているようなものなんです。。。
これが、
「トラウマは“過去の出来事”ではなく、“いまの反応”」
といわれる理由なんです。
でも、ですね、、、
安心してください^^
それはあなたの神経が、
“壊れている”からではなく、
“守ってきた”からなんです。
あなたの神経は、
これまでの人生の中で、
何度も何度も、、、
危険な瞬間をやり過ごすために、
懸命に働き続けてきたんです。。
ただ──
もうその反応が必要ないときでも、
身体が覚えている“危険の記憶”が
自動的にスイッチを入れてしまう。。。
そして、それが続くと、
「どうして自分はこんなに
疲れるんだろう、、」
「私は人より弱いのかな、、」
と感じてしまうけれど、
本当はそうじゃないんです。。
必要なのは、
心ではなく「神経の安心🟢」から
やさしく整えていくこと。
過去を掘り返して
無理に変えるのではなく、、
身体が“いま安全だ”と感じられる時間を
少しずつ増やしていく。。。
たとえば、
誰かと話していて息が詰まったら、
その場で一度、
小さく深呼吸してみる。。
子どもの泣き声が胸を締めつけたら、
手のひらで自分の胸を
そっと温めてみる。。
そんな小さな「🟢の時間」を、
一日の中にほんの少しずつ
増やしていく。。。
それが、
一見地味なようで、
トラウマを癒していく
いちばん確かな道なんです^^
そして、🟢が戻り始めると、
不思議とまわりの空気が変わります。
イライラしていた人の声が、
前ほど怖く感じなくなったり。
子どもの泣き声の奥に、
「助けて」のサイン
が聞こえるようになったり。
それは、
あなたの神経が「もう安全だよ」と
少しずつ思い出している証拠です^^
・・・
次回の記事では、
なぜ「理解するだけ」では、
変われないのか──
YouTubeや本で学んでも
なかなか実際の変化につながらない理由を
お話しています^^
次の記事
苦しさの「正体」がわかる、
神経の地図(基礎編)
「なぜ、こんなに辛いんだろう…」
その理由は、あなたの性格ではなく「神経の仕組み(防衛反応)」にありました。
意志の力で感情を抑え込むのは、もう終わりにしませんか?
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