疲れ果てて立ち止まってしまった人が、再び歩き出せるようになる。
うつ克服カウンセラーの椎名優介です。
「あの人と比べて私は上手くしゃべれない…」
「みんなと同じように、明るく振舞えない…」
「あの人みたいに私は仕事や家事の要領が悪く、遅いし…なんてダメ人間なんだろう…」
といった悩みを感じて
心の悪循環にハマることはありませんか?
「あの人と比べて私は○○だから…」
というものです。
このとき、どこに意識の焦点が当たっているのかと言うと、
自分に欠けているところ
です。
自分に欠けているところを自分で探して、
「だから自分はダメだ」
「やっぱり自分はダメだ」
と落ち込む。
このような、
欠乏感のネガティブ思考から抜け出せないときは、
どうすればいいのでしょうか?
それは、
足りないことを数えるのではなく、足りていることを数える
です。
この状態から抜け出して幸せになるためには、
他人に意識を向けるのではなく、
自分に意識を向ける練習
をしていきます。
先日、私は手術を受けました。
全身麻酔ではありましたが、危険はほとんどない手術でした。
その時のお話です。
当日朝、
手術着に着替え、手術台に横になります。
すぐ数名に囲まれて、
身体に点滴や、心拍数のモニターでしょうか、
色々なものを取り付けられます。
そして、
念のためと言われ固定バンドで腕と足を台に固定されました。
自分の身体が自分の意思で自由にならない、というのは本当に怖いですね…
自分の身体が自由を失い、
何とも言えない怖さを感じました。
そして、
全身麻酔で意識がなくなりました。
手術が無事に終わり病室に運ばれました。
まず、
麻酔の影響で気持ちが悪く嘔吐する、
呼吸器をつけられていて息苦しい、
痛みが強く起き上がれない、
ご飯も食べれない、
トイレも自力では行けない。
ないない尽くしでした。
しかし、
人間の回復力は凄いな、と感じたのですが、
呼吸器が不要となり、
自分で呼吸を自由にできるようになり、
「自由に呼吸ができるって何て素晴らしいんだ…!」
と感動しました。
そして、
点滴も不要となり、
激痛があるものの起き上がれるようになりました。
そして、
トイレに自力で行けるようになり、
尊厳を取り戻した感じ
がしました。
気持ち悪さも次第に消えていきました。
ご飯も食べれるようになり、
「自力で食べられることの幸せ」
をじわじわと感じながら、
いただきました。
そして、
少しずつ歩けるようになりました。
その度に心の底、体の底から湧き上がる感覚がありました。
「立てるって凄いことなんだ…!」
「歩けるってこんなに幸せなことなのか…!」
そうです。
実は、
息をし、
食べ、
歩く。
これがどれだけ有難いことなのか、
気づいているようで、
気づけていなかったのです。
実は私は、とても多くのリソース(資源)を持っていた、
このことを身に染みて感じました。
振り返れば、
休職して絶望していたときも、
毎朝起きて、
ごはんを食べ、
TVを見たり、
外出したりできていました。
普通の日常生活ができていました。
自分がすでに持っているものに気づいていなかった。
自分がすでに持っているものの価値に気づいていなかった。
世界がこんなに美しいことも…。
最近、
難病やガンなど重病を患う人と、
知り合うことが増えて、
つくづく思うことがあります。
外出するときはキャリーケースに入れた酸素ボンベから、
酸素を吸入しないと息切れしてしまう方。
目が少しずつ見えなくなってきている方。
もしかしたら。
そういった方々の夢の世界を、
そういった方々が夢にまで見た世界を、
私は生きているのかもしれません。
自分の命を何に使うのか。
自分の有限の時間を、
足りないものを数えて
「あれがない、これがない」
と欠乏感の中で過ごすのか、
それとも、
持っているものに気づき
「ありがたい」
と感謝の中で過ごすのか。
どちらを選びますか?
今の辛い状態から抜け出し、
自分らしい人生を歩みたいと
考えている方は、
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お申込みください。
今の状況をしっかりお聴きして
どういうことに取り組んでいけばいいか、
ご説明させていただきます。
気持ちが楽になり、
この先のヒントが得られるかも
しれません。
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