ラクになったはずなのに…気づくと元に戻ってしまうのはなぜ?

前回の記事

なぜか人の怒った顔が怖い──それは「性格」ではなく「身体の反応」かも。

今日は、

「Youtubeやメルマガ、ブログを読んでいるときはラクになるのに、

 職場や家族の前に立つと、また苦しくなってしまう…」

この「行ったり来たり」が起こる本当の理由を、神経の仕組みからお話ししようと思います。

最近の記事のなかで

一番大事なお話(かもしれない)

ので、

ぜひ最後まで読んでみてください。
(その分、長くなってしまいました…..)


あなたは、こんなことありませんか?

たとえば、
夜ベッドに入る前に、、

スマホでYoutubeやブログ、メルマガ、、を見ていて、

「そうか…だから私はしんどかったんだ」

「なんだか少しラクになったかも…」

胸のあたりがふわっとゆるむ瞬間がある。

そのときは、

「明日からは、
 少し違うふうにやってみよう」

「もうちょっと、
 自分のこと大事にしてみよう」

そんな気持ちになって眠りにつくのに…

次の日、職場や家族の顔を見た瞬間、
いつもの緊張や不安が
いっきに押し寄せてきて、

気づけばまた、
同じように人の顔色を
うかがっている自分がいたり。。

あるいは、
ノートに気づきや学びを書き出して、

「これからはこういう考え方でいこう」

と自分なりに整理してみるけれど、

いざ人の前に立ったり、
急に話しかけられたり、
空気がピリッとした瞬間には、

頭の中が真っ白になって、

ノートに書いたことなんて
すっかりどこかへ
飛んでいってしまったり。。

「前よりはマシになったのかな…」

と思える日もたしかにあるけれど、

ちょっとした一言や、
相手の表情ひとつで、
ガクンと落ち込んでしまう日も。。。

そして、
落ち込んでいる自分に気づいて、

「やっぱり私は、
 何も変わってないじゃないか…」

と静かに自分を責めてしまったり。。

どうでしょうか…?

そして、そういうとき、

「私の意志が弱いのかな…」

とか感じてしまいやすいのですが、

本当はそれは、
あなたのせいではないんです。

その「ふっとラク」になる感覚も、
そのあと「また戻ってしまう」感じも、

どちらも、あなたの中の神経が
一生懸命がんばってきた結果として
起きていることだったりするんです。

◆「頭で分かったこと」と「身体の反応」は違う

以前の私もそうだったように、

きっとあなたは、
これまでにもたくさん「勉強」してきたかもしれません。

本やブログを読んだり、
YouTubeで専門家の話を聞いたり、
ノートにメモを書いたり…

「人の目が気になる理由」

「人間関係がうまくいく方法」

「自己肯定感の上げ方」

「境界線の引き方」などなど、、

いろんな知識や考え方に触れて、

「なるほど、そういうことか」

「だから私はしんどかったんだ…」

と、何度も腑に落ちる瞬間が
あったのではないでしょうか。

ちなみに、、、

この「分かる」「腑に落ちる」は、
とても大切なことです^^

頭の中が整理されて、
自分を責める気持ちが
少しゆるんだり、

「私だけがおかしいわけじゃ
 なかったんだ」

と感じられるのは、
それだけで大きな一歩です^^

ただ──ここでひとつ、
とても大事なポイントがあります。

それは、

「頭で分かったこと」と
「身体が別の反応を覚えたこと」は、
すこし違う

ということです。

たとえるなら、、、

本やブログ、YouTubeで得られるものは、

「地図」や「歩き方の説明」

に近いのかもしれません。

・どこに山があるのか

・どこでつまづきやすいのか

・どう歩けば少しラクなのか

そういった「全体の見取り図」が分かると、たしかにホッとしますし、

「私は何も知らなかったわけじゃない」

という安心感も生まれます^^

でも、、ですね、、、
実際にその道を歩いてみると──

地図で見たよりも坂がきつかったり、
思っていたのと違う怖さが出てきたり。。

「分かっていたつもり」と
「身体で経験すること」の間には、

やっぱり差があるんですよね。。

神経の反応も、
それとよく似ています。

・「人に気を使いすぎるクセが
  あるんだ」と分かること

・いざその場面になったときに、
 少し違う選択が身体レベルで
 できること

この2つの間にも、
やっぱり少し距離があります。

◆「ふっとラク」と「パターンが変わる」は別プロセス

日常でくり返してしまうパターンそのもの
を変えていくには、

「理解」だけでなく
「安全な体験の積み重ね」が

必要になることが多いです。

あなたの中の

🔴(がんばるモード)

🔵(固まるモード)

は、

過去のいろんな場面で、

「こう反応するしかなかった」経験

を何度も何度もくり返してきた結果

身についたもの

です。

だからこそ、
頭で「もう大丈夫」と分かっていても、

身体のほうは、
まだ慎重に様子をうかがっている。。。

「本当に、ここは安全なのかな?」

「また傷つかないかな?」

そうやって、
あなたを守ろうとしているんです。

なので、、

「勉強しているのに変われない」

と感じるとき、

責めるべき相手は、
けっして自分自身ではなくて。。

「まだ安心しきれていない神経」

があるだけなんだな、
と自分を見てあげてほしいな、
と思います^^

◆ 「安全な体験」が起きるとき、神経は何歳からでも書き変わる

ここまで読むと、もしかしたら、

「じゃあ、Youtubeやブログ、本、メルマガでふわっとラクになるのって意味ないの…?」

と感じたかもしれませんが、
そんなことは全然なくて^^

むしろ私は、
あなたが例えばこのメルマガを読んで、

「ふわっとラクになりました^^」

と感じてくれることを、
とても大事に思っています^^

なぜかというと──

その「ふわっとラク」は、
あなたの神経が

「ここは少し、安全かも
 しれない」

と感じているサインだからです^^

いつも🔴でがんばりっぱなしだったり、
🔵で固まっていた神経が、

ほんの一瞬でも、
🟢にふれることができた証拠。。

その小さな変化があるからこそ、
こうして文章が届いて、

読んでみようかな、
と思えているわけですから^^

ただ──
ここでもう一歩だけ、
正直なことをお伝えするとすれば。

「ふわっとラクになること」と
「パターンそのものが変わっていくこと」

はやっぱり別のプロセスなんですよね。。

Youtubeやブログ、メルマガで、
ホッとすることは、

ちょうど、
長い道の途中でベンチに座って、
あたたかいお茶を飲むようなもの
かもしれません。

とても大事な休憩時間です。

その時間があるから、
なんとか次の日も歩ける。

でも、

ベンチに座っているだけでは、
目的地には近づいていかないのと
同じように、

「休むこと」

と、

「進むこと」

は、

やっぱり、

役割が違う

んです。。

私のメルマガは、

ひとりでがんばりすぎてきたあなたの、
ちょっとした休憩所であれたらいいな、

と私は思っています^^

でももし、

「ラクになるけれど、
 また同じことをくり返してしまう…」

「このまま何年も
 同じパターンを続けてしまうのは、
 正直こわいかもしれない…」

そんな感覚が
心のどこかにうっすらあるとしたら、

それはきっと、
あなたのどこかが、

「そろそろ、
 休憩だけじゃなくて
 ちゃんと”進む”ことも
 考えてあげたいな…」

と静かに感じ始めているサイン
かもしれません。

もちろん、

「いや、今はまだ休憩だけで精一杯かも…」

と感じるなら、
その感覚も、とても大事にしてあげて
ほしいなと思います。

今は、
こうしてメルマガを読んでくれているだけでも十分すぎるくらいです^^

◆「進む」ときに必要になるものは「安全な体験の積み重ね」

じゃあ、その「進む」ときに、
何が必要になるのかというと──

ここで初めて、

「安全な体験の積み重ね」

というテーマが出てきます。

地図を眺めることと、
実際にその道を歩いてみることが
違うように、

神経のパターンも、

・頭で理解すること
・安心して“別の反応”を体験してみること

この両方がそろうことで、
少しずつ変わっていきます。

Youtubeや本、メルマガ、、は、

「なぜ苦しかったのか」

「自分はどういうパターンを持っているのか」

という「地図」を見せてくれます。

そして、
カウンセリングに取り組むことは、
もちろんこれだけではありませんが、、、

安全な場の中で、
怖かったときの記憶や場面をそっと思い出して、

そこで止まっている感情や身体の感覚に
もう一度やさしく触れていくこともあります。

たとえば、

怖くて固まってしまった場面や、

言いたかったのに
飲み込んでしまった言葉、

泣きたかったのに泣けなかった瞬間、、、

を、今ここでそっと思い出しながら、

胸のざわざわや喉のつかえなどの感覚を
一緒に感じていきます。。

すぐに変えようとしたり、
ポジティブに上書きするのではなく、

🟢の安心の中で
その感覚をやさしくつつみながら、

当時は出せなかったエネルギー──
悔しさ、悲しさ、怒り、怖さ…

を、少しずつ安全なかたちで
外に出してあげるイメージです。

「本当はこう言いたかった」

「本当はこうしてほしかった」

そんな声が出てきたら、
それも一緒に大切に扱っていきます。

すると、
その積み重ねが、

神経にとっての新しい記憶

になっていきます。

「もうあのときとは違う」

「ここでは感じても大丈夫なんだ」

身体がそう学び直していくことが、

「理解」から
「実際に変わっていく」

へと橋をかけていくプロセス
なんですよね^^

・・・

これまで動けなかったのは、
あなたの意志が弱かったからではなくて、

「全部ひとりでなんとかしなきゃ」

と、
ずっと🔴でがんばり続けてきたから
かもしれません。

そろそろ、
あなたの神経に向かって、

「ひとりじゃなくていいよ」

と静かに伝えてあげても
いい時期なのかもしれませんね。

椎名

動画で学ぶ「心の仕組み」(有料)

苦しさの「正体」がわかる、
神経の地図(基礎編)

「なぜ、こんなに辛いんだろう…」
その理由は、あなたの性格ではなく「神経の仕組み(防衛反応)」にありました。

意志の力で感情を抑え込むのは、もう終わりにしませんか?
ポリヴェーガル理論に基づき、あなたの心で起きていることを解き明かす「心の地図」を、動画で分かりやすく解説します。

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