前回の記事は、
人と話すのが、
どうしてこんなに怖いんだろう、、、、
というお話でした。
今日はその続きを、
すこし“身体の感覚”から見てみたいと思います。
目次
あなたには、こんな瞬間ありませんか?
たとえば、、、
ミーティングで発言しようとしたのに、
いざ順番が回ってきたら、
頭が真っ白になってしまったり。。
上司や先輩に声をかけられて、
「はい、、」と返すだけで精一杯で、
そのあと何を言おうとしていたか、
思い出せなくなる。。。
また、
電話のベルが鳴っただけで、
胸の奥がギュッと固まって、
息をするのも忘れてしまったり。。
あとから思い返しては、
「また変な間ができちゃったな…」
「どうして私はいつもこうなんだろう」
と、静かに自分を責めてしまったり。。。
「弱いから」ではなく、神経が守っているだけ
でも、、、、それは、
“弱い”からでも
“慣れていない”からでもないんです。
身体の奥では、
神経があなたを守ろうとしているだけ
だったりするんです。。
「ん、、よく分からないかも、、」
と思われたかもしれません。
ここから少し詳しくお伝えしていきますのでご安心くださいね^^
人の身体にある3つのモード
人の身体には、危険を感じたときに自動で切り替わる3つのモードがあります。
- 🟢 安心してつながるモード
- 🔴 戦う・逃げるモード
- 🔵 固まるモード
わたしたちの神経は、どんな言葉よりも速く、
「今、安心かどうか」を感じ取っています。
だから、少しでも“危ない”と感じると、
無意識にスイッチを切り替えて、身体を守る準備を始めます。
🔴 戦う・逃げるモード
上司や先輩に呼ばれたとき、
過去に怒られた経験を思い出すような空気を感じた瞬間、
心臓がバクバク鳴りはじめたりします。。
そのとき、神経は🔴モード(戦う・逃げる)に切り替わります。
緊張して肩に力が入り、呼吸が浅くなり、
頭の中でいろんな言葉がぐるぐる回り始める。。
🔵 固まるモード(フリーズ反応)
でも、🔴モードでうまくいかないと、次に起こるのが🔵モード(固まる)です。
つまり──フリーズ反応です。
これは、危険が差し迫ったときに、動かずにやり過ごすための反応です。
たとえば、シマウマがライオンに見つかった時、、、
必死に走ってにげます!🔴
みごとににげきれたら、またおちつきます🟢
が・・・捕まってしまったら・・・
🔵モードになって、フリーズします。
身体が止まることで、これ以上のダメージを防いでくれるんです。
「話せない」は守りのサイン
なので、、、、
「話そうとしても言葉が出ない…」
「何も浮かばなくなる…」
「その場から消えたくなる…」
これらは全部、神経が、
守るためにシャットダウン🔵
してくれている状態だったんです。。
そしてこれは、意志の問題ではなく、
生存本能のスイッチ
なんです。
脳の奥深くにある
生き延びるためのプログラム
が働いて、身体を止めてくれている。。。
だから、「おちつけ、、、おちつけ、、、」
「ちゃんとしなきゃ、、、」と自分に言い聞かせても、
うまくいかなくても当然だったんです。
この反応は、あなたが悪いわけでも、
努力が足りないわけでもないんです!
神経は「学びなおす」力を持っている
・・・ちょっと力が入ってしまいました^^
それくらい、ここはとても大事なことなんです。
そして、ここが希望のあるところなんですが、、、
神経は、「守る」だけでなく、
「学びなおす」力も持っています^^
安全な経験を少しずつ重ねていくと、
身体が「もう大丈夫かもしれない」と記憶を更新していくんです(!)
ほんの小さな一歩から
たとえば──
今日、いつもより少し呼吸が深くできた、とか。。
いつも避けていた人に、目で「おはよう」と伝えられた、とか。。
そういった、もしかしたら「そんな小さいこと」と思ってしまうかもしれませんが、、、
そういう「ほんの小さなこと」でも、神経にとっては大きな一歩なんです^^
その瞬間、身体の中の🟢(つながる神経)が少しずつ目を覚まし始めます。
最初はほんの一瞬、、
「怖いけど、まあ大丈夫かもしれない」
そんなふうに感じられる時間が、少しずつ増えていく。。。
それが、安心を思い出すプロセスだったりします。
そしてそれは、
「また人と関われるようになる🟢」という回復の始まりなんです^^
守ることも、回復の一部
がんばって変えるのではなく。。
身体が少しずつ安全を学び直していく。。
そうやって、かつてフリーズしていた場所にも、
すこし呼吸が通っていくんですよね…^^
もし今あなたが、
「また話せなかった…」
「うまくできなかった….」
と落ち込んでいるなら、
それは、あなたの神経がまだ守る段階にいるということだと私は思っています。
そしてその「守り」は、これまでずっと、
あなたを壊さないように支えてきた知恵でもあるんです。
守ることも、回復の一部です。
その時間があるから、安心を思い出す準備が整っていきます。
安心を思い出すステージへ
でも、ですね──
ずっと「守る側」にいるだけでは、
あなたの本当の力が眠ったままになってしまいます。。。
🟢安心の中で少しずつ動き出すと、
「人が怖い」がゆっくり「大丈夫かもしれない」に変わっていきます。
それが、回復の第二ステージです。
そんな風に私は思っています^^
次回予告:「同じ関係をくり返してしまうのはなぜ?」
神経が少しずつ安心🟢を思い出していくと、
人との関係の感じ方も、少しずつ変わっていきます^^
次回の記事では、
「同じような関係をくり返してしまうのはなぜ?」
というテーマでお話ししていこうと思っています。
その中で、どんなふうにすれば
「人が怖い」から抜け出せるのか、、、、、
少しずつ具体的に見えてくると思います。
また長くなってしまいました^^;
最後までお読みくださり、ありがとうございました。
心と身体に意識を向けながら、
1日1日をお過ごしください^^
椎名
苦しさの「正体」がわかる、
神経の地図(基礎編)
「なぜ、こんなに辛いんだろう…」
その理由は、あなたの性格ではなく「神経の仕組み(防衛反応)」にありました。
意志の力で感情を抑え込むのは、もう終わりにしませんか?
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