目次
あなたはこんなことはありませんか?
たとえば、、、職場で。
誰かが不機嫌そうにしていると、
さっと空気を読んで、
「大丈夫ですよ^^」
「私やっておきますね」
と、笑顔で声をかけられる。
まわりの人が困っていると、
いち早く気づいて、
そっとフォローに回れたり。。
周りからは、
「いつも明るいね」
「気がきくね」
と言われたりするのに。
なのに──
ほんとうは、、、
人がものすごく怖かったり。。
まわりの顔色が気になって、
ずっと警戒していて、
胸のあたりが
キュッと締まったまま
ゆるまなかったり。。。
外では元気、家では動けない
人と一緒にいるときは、
「ちゃんとしなきゃ」
「嫌われないようにしなきゃ」
と全身に力を入れて、
なんとかその場をこなしているのに、
家に帰って、
一人になった途端。。
玄関で靴を脱いだ瞬間に、
どっと力が抜けて、
ソファに座ったまま、
もう動けなくなってしまったり。。。
夕飯を作る気力もなくて、
スマホを見ているうちに
気づいたら寝落ちしていて、、、
朝になって、
また同じ一日が始まる。。。
「、、、なんでこんなに疲れるんだろう」
「別に、これといって
嫌なことがあったわけじゃないのに、、」
そして、ふと、こう思ったりしませんか?
「表面的には明るく振る舞えるのに、
内心は人が怖くて仕方ない……」
「私って、裏表が激しい
ダメな人間なのかな…」
そんな風に、
まるで自分の中に
別の自分がいるような気がして、
矛盾する自分に疲れてしまったり、
静かに自分を責めてしまったり。。。
それは「裏表」ではありません
でも──
それは、
あなたに裏表があるからでも、
性格が矛盾しているからでも、
演じているからでも、ないんです。
身体の奥で、
あることが起きていた
だけだったりするんです。。
身体の中で2つの反応が「同時に」起きている
じつは、
あなたの神経の中で、
2つの防衛反応が
同時に
起きていたんです。
「ん、、、?
どういうこと、、、?」
と思ったかもしれません。
少し詳しくお伝えしていきますね^^
・・・
わたしたちの身体には
3つのモードがあります。
🟢 安心してつながるモード
🔴 戦う・逃げるモード(がんばるモード)
🔵 固まるモード(フリーズ反応)
ふつうは、
この3つのうちの
どれか1つが強く出てくる、、、
というイメージがあるかもしれません。
でも、、、、
🔴と🔵が、同時に動く
ことがあるんです。
どういうことかというと、、、
相手の顔色をうかがって、
「怒らせないようにしなきゃ」
「私がやらなきゃ」
と過敏に反応して、
必死にまわりに合わせようとする
🔴がんばるモード
が全力で動いているのに、
その裏で、同時に、
「もうこれ以上、傷つきたくない、、」
「近づきすぎるのが怖い、、、」
と、
心の奥に分厚い壁を作って、
自分を閉じ込めようとする
🔵フリーズ反応
も強く動いている。。
つまり──
まわりに気を使って笑顔を作りながら、
同時に、心は固く閉ざしている。。
前に進もうとしながら、
同時に、必死にブレーキをかけている。。
アクセルとブレーキの「同時踏み」
この状態を、
わかりやすく言うと、、、
車のアクセルとブレーキを
同時に、ベタ踏みしている
ような感じです。
「、、、それは苦しそう、、、」
と思いませんか?
そうなんです。。。
エンジンは、
ものすごい音を立てて
フル回転でがんばっているのに、、
ブレーキにも力がいっぱいかかっているから、
車は前に進めない。
でも、
エンジンのエネルギーは
ものすごく消費される。。
しかも、、、
外から見ると、
車は止まっている(普通に見える)ので、
まわりの人からは
「え、何も問題ないでしょ?」
と見えてしまうんです。。。
泥のように眠ってしまう理由
だから、、、
表面上は「普通」にできているように見えても、
内側では、
ものすごいエネルギーを消費して、
神経がちぎれそうなくらいすり減って、
ヘトヘトになっていた。。
家に帰ると動けなくなるのも、
休日に泥のように眠ってしまうのも、
何も手につかなくなるのも、
あなたが怠けているわけでは
なかったんです。。
アクセルとブレーキの同時踏みで
消耗しきった身体を、
必死に回復させようとしていた
大事な大事なサインだったんです。
・・・
ここまで読んで、
「、、、たしかに、
私、両方踏んでるかもしれない、、」
と感じた方も
いるかもしれません。
なぜ「同時踏み」を続けてきたのか?
では、なぜ、
こんなにも苦しい
「同時踏み」
を、あなたの身体は
ずっと続けてきたのでしょうか?
それは、もしかしたら──
ずっと昔、
あなたがまだ小さかった頃に、
関わりがあるのかもしれません。。
・・・
たとえば、、、
小さい頃の家庭が、
なんとなく緊張感が
漂っていたりとか。。
お父さんやお母さんの機嫌が
読めなくて、
いつも顔色をうかがっていたりとか。。
「いい子」でいないと、
そこに居場所がなかったり。。
怒りを向けられないように、
家の空気を壊さないように、
必死にアクセル(🔴)を踏んで、
まわりに合わせていた。
でも、同時に、
ほんとうは
すごく怖くて、悲しくて、、、
泣きたいのに泣けなくて、
助けてほしいのに、
誰にも言えなくて、、、
心の中では、
もうこれ以上感じないように、
ギュッとブレーキ🔵を踏んで、
自分の気持ちを
押し殺すしかなかった、、、
そんな環境が、
何日も、何年も続いていくうちに、
あなたの身体は
「アクセルとブレーキの同時踏み」
を、いつの間にか
自動的にできるようになった。
あなたの身体が編み出した「最高レベルの防衛術」
それは──
とても賢い身体の知恵
だったんです。。
だって、
そうしないと
あの場所では
生き延びられなかったから。。
空気を読んで、気を使って、
「いい子」でいながら、
同時に、
自分の心をシャットダウンして
傷つかないように守る。
この二つを同時にやるって、
大人でも普通はできないくらい、
ものすごく高度なこと
なんです。。
あなたの賢い身体が、
あなたを守るために編み出した、
最高レベルの防衛術
だったんだと思います。。
・・・
がんばりの証拠
だから、
「気を使えるのに、人が怖い」
「外では笑えるのに、家では動けない」
「まわりには元気に見られるのに、
ほんとうは毎日がしんどい」
というのは、
おかしいわけでも、
弱いわけでも、
ダメなわけでもなくて、
今日まで、
あなたが過酷な環境を、
折れずに生き抜いてきた
がんばりの証拠
なんです^^
長い間、
ほんとうに、
よくがんばってきましたね。。
ここで少し、
「ああ、、私、
アクセルもブレーキも、
両方ずっと踏み続けてきたんだな…」
「、、、それくらい、
毎日が必死だったんだな…」
そんなふうに、
長い間、休むことなく
働き続けてくれた自分の身体に、
「、、、お疲れさま」
と、そっと声をかけてあげてみてください。
それだけで、
今は充分です^^
同時踏みから抜け出す最初の一歩
急にアクセルもブレーキも
手放そうと、無理をしなくていいんです。
「今、私はアクセルを踏んでるな」
「あ、ブレーキもかけちゃってるな」
ふとした瞬間に、
そうやって自分の身体の反応に
気づけるようになること。。
それが、
ガチガチに固まった神経の
「同時踏み」から抜け出すための、
とても大切な最初の一歩
になるんです^^
気づくだけで
すべてが変わるわけではないけれど、、、
気づかないと、
何も始まらなかったりします。。
そして、
その一歩の先に、
「あ、ここは安全かもしれない。
、、、少しだけ、
ブレーキを緩めてみてもいいかな…🟢」
と感じられる瞬間が、
少しずつ増えていくんです^^
焦らなくて大丈夫です。
身体の声に、少しずつ
耳を傾けていけるといいなと思っています^^
・・・
また長くなってしまいました^^;
最後までお読みくださり、
ありがとうございました。
心と身体に意識を向けながら、
今日も1日をお過ごしください^^
椎名
苦しさの「正体」がわかる、
神経の地図(基礎編)
「なぜ、こんなに辛いんだろう…」
その理由は、あなたの性格ではなく「神経の仕組み(防衛反応)」にありました。
意志の力で感情を抑え込むのは、もう終わりにしませんか?
ポリヴェーガル理論に基づき、あなたの心で起きていることを解き明かす「心の地図」を、動画で分かりやすく解説します。
- 自宅でリラックスして視聴可能
- 顔出し不要・視聴期限なし
- 講師へのメール相談サポート付き
※有料講座のご案内ページへ移動します
