メンタルクリニック・リワーク・カウンセリング、それぞれの役割

「精神科と心療内科、何が違うの?」
「リワークとカウンセリング、どっちに行けばいいの?」

情報が多すぎて、
どこに相談すればいいか、
わからなくなっていませんか?

今日は、それぞれの役割の違いを、
できるだけシンプルにお伝えします。

(もっと詳しく知りたい方は「詳細版」をご覧ください)

ご注意
この記事は私個人の理解に基づいています。正確さを保証するものではなく、施設によって異なりますので、詳しくは各施設にお問い合わせください。

【選び方の基準】海で溺れているときに必要なもの

ちょっとだけ、
イメージしてみてください。

あなたが今、
海で溺れているとします。

そのとき必要なものは、
今の状態によって違います

1. 溺れて、水を飲んで苦しい状態

→ まず必要なのは、浮き輪です。

沈まないこと。
息ができること。
それが最優先です。

2. なんとか浮いたけど、泳げない状態

→ 次に必要なのは、泳ぎ方のマニュアルです。

息はできる。
でも、このままでは岸にたどり着けない。

3. 泳げるようになったけど、また嵐の海に戻ったら、また溺れそうな状態

→ 必要なのは、海図を読み解く対話です。

なぜ自分は、
いつも嵐の海を選んでしまうのか。

その問いに向き合う時間。

このたとえを使うと、
それぞれのサービスの役割が
見えてきます。

メンタルクリニック(心療内科)の役割 = 浮き輪

メンタルクリニック(精神科・心療内科)の役割は、
まず「沈まない状態」を作ることです。

  • お薬で症状を安定させる
  • 休養の必要性を診断する
  • 診断書を出す

今、溺れて苦しいなら、
まずはここで浮き輪を受け取ってください。

ちなみに、
「精神科」と「心療内科」の違いを
よく聞かれますが……

ざっくり言うと、

  • 精神科:心の症状そのもの(うつ、パニック、幻聴など)
  • 心療内科:ストレスで身体に出る症状(胃痛、動悸、不眠など)

を専門としています。

ただ、多くのクリニックは
両方を標榜しているので、
どちらに行っても大丈夫なことが多いです。

迷ったら「心療内科・精神科」と
書いてあるクリニックを選べばOKです。

リワーク・クリニック併設カウンセリング = 泳ぎ方のマニュアルで「機能を戻す」

浮き輪で浮けるようになったら、
次は泳ぎ方を学ぶ段階です。

リワークは、

  • 決まった時間に起きて通う練習
  • ストレスへの対処法を学ぶ
  • 認知行動療法(考え方のクセを修正する)

といったプログラムを通じて、
「溺れる前の状態に戻る」ことを目指します。

クリニック併設のカウンセリングも、
同様に「症状を和らげる」「機能を回復する」ことが
主な目的です。

ただ、ひとつ知っておいてほしいことがあります。

泳ぎ方がうまくなっても……

また同じ嵐の海に戻れば、 また溺れるかもしれません。

「上手に泳ぐ方法」は学べても、
「なぜ自分はいつも嵐の海を選んでしまうのか」
という問いは、ここでは問われないことが多いのです。

私設カウンセリング(当ルーム) = 海図を読み解く対話で「根本から変える」

泳げるようになった。
でも、
「また同じことになるんじゃないか…」
という恐怖が消えない。

そんなとき必要なのは、

「なぜ自分は、いつも嵐の海を選んでしまうのか」

という問いに向き合う時間です。

当ルームのような私設カウンセリングは、
症状を消すことだけが目的ではありません。

  • なぜ、いつも同じパターンを繰り返すのか
  • なぜ、NOと言えないのか
  • なぜ、過剰適応してしまうのか

その根っこにあるものと向き合い、
パターンそのものを変えていくことを目指します。

当ルームでは、
「話す」だけでなく、
身体の感覚にもアプローチします。

トラウマや「守り方のクセ」は、
頭ではなく神経や身体に刻まれていることが多いからです。

そして、
「安心🟢を育ててから、傷に触れる」という
「順番」を大切にしています。

あなたの「望み」で選ぶ

これらは「どれが正解」ではなく、
あなたが何を望んでいるかで変わってきます。

あなたの望み向いている場所
とにかく今すぐ安定させたいまずクリニック(浮き輪)
元の職場に戻れればいいリワーク、クリニックカウンセリング
もう同じことを繰り返したくない当ルーム
ずっと抱え続けている生きづらさや、トラウマ反応などを根っこからケアしたい当ルーム

当ルームがお役に立てるのは、
少し落ち着いて、話ができる状態になってから

「今まさに溺れている」方は、
まずクリニックで浮き輪を受け取ってくださいね。

ちなみに、
「昔の大丈夫だった自分に戻りたい」
と思っている方へ……

その「昔の自分」は、
すでに今の状態に至るパターンを持っていた自分でもあります。

「戻る」だけでなく「変わる」という選択肢があることも、
心のどこかに置いておいてほしいのです。

一人で抱え込まず、まずは
「心の仕組み」を知ることから

今、苦しい渦中にいるあなたへ。

まずは焦らず、
ご自身の身体の中で起きている
「防衛反応の仕組み(地図)」を
知ることから始めてみませんか?

仕組みがわかるだけでも、
少しだけ呼吸が深くなるかも
しれません。

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