この記事では、
少し言葉にしにくいお話を、
ゆっくりしてみようと思います。
・・・
例えば、、、
会議で自分の意見を伝えたとき。。
そうしたら、
誰かが、
少し強い口調で、
「いや、絶対こうだよ」
と、否定するようなことを言われた。。
その瞬間のことを、
思い出せますでしょうか?
たぶん、
反論できなかった、
という話ではないのかもしれません。
もっと手前で、
何かが起きている。。。
ついさっきまで、
たしかに自分の中にあった意見が、
どこにあったのか、
分からなくなって、、、、
気づいたら、
相手の言う方に、
自分が立っている。
意見が、
消えたわけではないんです。
その意見を持っていた「自分」の方が、
ほんの0.5秒、
すっと、いなくなる。
足場の方が先に消える、
という感じに、
近いかもしれません。
・・・
似たようなことを、
別の場面でも、
感じたことはないでしょうか?
たとえば、
「無理しないでね」
と言われたとき。
ありがたいはずなのに、
内心、少し困る。。
無理って、
何のことだろう、、、みたいな。
そして、
倒れるぎりぎりまで、
しんどさに気づけなかったりするんですよね。。
これも、
根っこは同じかもしれません。
「もう限界だ」
と感じるには、その手前で、
「自分は、
立ち止まっていい存在だ」
という感覚が、
要るんですよね。
その感覚が薄いと、
限界は身体が止まるまで、
教えてくれなかったりします。。。
・・・
そして、
もっと奥に、
ずっと昔から、
そこにある感覚が、
あるかもしれません。
物心ついた頃から、
「なんだか自分は、
どこかおかしいのかもしれない…」
という、
理由のわからない感覚。
大きな出来事が、
あったわけじゃないし、、
家庭にも、
特に問題はなかった、
気がする。
なのに、、、、
その感覚だけは、
ずっと消えない。。
・・・
ここまで読んで、
もし、
どれか一つでも、
心当たりがあったとしたら・・・
今日いちばんお伝えしたいことを、
書きますね。
意見が消えること。
限界に気づけないこと。
理由もなく、
自分はおかしいと感じること。
この三つは、
別々のことのように見えて、
たぶん、
たった一つの、
同じ根っこから出ています。
その根っこを、
あえて言葉にするなら、
「自分という存在を、
そのまま出していいんだ、
ここにいていいんだ」
という感覚が、
育つ機会が少なかった。。。
ということだと思うんです。
意見を出す。
しんどいと立ち止まる。
ただ、自分のままでいる。
そのどれもが、
危なく感じる神経にとっては、
引っ込めておくことが、
いちばん安全な選択でした。
だから、
あなたを守るために神経は、
そうしてきたのかもしれません。
・・・
ここでたぶん、
一番大事なことを言いますね。
「家庭に問題はなかったはずなのに、
なんでだろう…」
この、
原因が見つからない、
という感覚。。
これは、
あなたが思い出せていないから、
ではないかもしれません。
そもそも、
「これが原因だ」
と指させるような出来事は、
なかったことの方が多いんですよね。。。
それは、
事件とかではなくて、
毎日の、
空気のようなものだったから。。。
子どもは、
不安定な空気の中にいるとき、
「この家の空気の方が、
おかしいのかもしれない」
とは、
考えられないんですよね。
というのも、
親は生きていくための、
すべてなので。。
だから、
代わりにこんな風に結論します。
「おかしいのは、
自分の方なんだ」
しかも、
あまりに小さい頃に、
あまりに自然に、
そう結論するので、
それが「結論」だったことすら、
忘れてしまったり。。。
そして、
「自分はこういう人間だ」
という前提になっていく。。
だから、
「家庭に問題はなかった」
も、
「私はずっと、どこかおかしい」
も、
どちらも、
本当のことなんです。
矛盾しません。
同じ一つのことの、
表と裏なんです。
・・・
そう考えると、
原因が見つからない、
ということ自体が、
あなたが何かを
大げさに言っている証拠ではなくて、
むしろ、
言葉にもならないくらい昔から、
それを背負ってきた、
何よりの証拠だったりするんです。
だから、
「これくらいのことで、
こんなふうになるなんて、
自分はおかしいんじゃないか」
と、
自分を二重に責めるのは、
もう、
やめてみても大丈夫です。
・・・
最後に正直なことを、
ひとつだけお伝えすると、、、、
こういう、
深いところに入った感覚は、
優しい言葉を、
たくさんもらっても、
なぜか、
するっとは入ってこないことがあります。
「あなたは大丈夫」
「価値があるよ」
と言われても、
何となく無自覚に弾いてしまう。。
それも、
神経が長いあいだ、
別の結論を、
本気で信じてきたからで、
あなたが、
ひねくれているからでは、
ありません。
だから、
このメール一通で、
何かがほどけます、
ということは言いません。
こういうものが、
ほんとうにほどけていくのは、
もっとゆっくりで、
たいていは、
誰かとの関わりの中で、
少しずつ、
なんですよね。。。
ただ、
今日、
読んでくださっていて、
「あ、これは私のことだ」
と、
ほんの少しでも感じたなら、
それは、
しんどいことがあるたびに、
反射的に「自分が悪い」と、
自分の方へ刃を向けてきた、
その心のクセとは
ちょうど逆向きに、
はじめて自分の方を、
責める🔴のではなくただ見てあげた🟢、
という、
小さな瞬間かもしれません。
向きが、
逆なんです。
そして、
回復というのは、
何かを頑張って変える🔴ことよりも、
この、
「自分に向ける刃🔴」から、
「自分を、ただ見てあげるまなざし🟢」へ、
向きが、
少しずつ変わっていくこと、
なのかもしれない、
と私は思っています。
・・・
その「なぜ」について、
もう少しだけ詳しく、
当ルームの考え方を
まとめたページがあります。
今日の話が、
少しでも近かったなら、
覗いてみてください。
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愛着障害・ACについて
https://mental-up.net/symptoms/attachment-ac
最後まで読んでくださり、
ありがとうございました。
椎名
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